信じゆく 光る 5つの輪の向こう

嵐さんが踏み出す次の1歩についていきたくて。

百年法

いつだったか、しやがれに岡田くん(V6)が翔さんに勧めた本、「百年法」

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これです↑

 

読みましたよ、なかなか分厚くて読めるかなーと思いましたが、会話が多く読みやすかったです。ただ、登場人物が多いので最初のうちは「誰だっけ?誰だっけ?」って最初のページにある人物と役職をパラパラしながら読んでました。一気に読まなかったのも原因だったかもしれませんが。

 

内容を要約すると、HAVIという特殊な施術(HAVIウイルス)を受けると不老になり、大概の人がそれを受けている時代。そのことでうまれる急激な人口増加等の問題を解決するために制定されている生存制限法それが「百年法」。HAVI処置を受けてから100年を以て生存権基本的人権を破棄する、つまり「死」ということ。上巻はこの法律を巡って様々な展開がなされます。下巻では「未来」を見据えたお話、といったところでしょうか。表紙の色も上巻は黒で内容も重たくずっしりゆっくり、下巻は白で未来へ向かって進んでいくといったように、本が持つ空気が違います。要約苦手なものですみません。

 

先ほども言いましたが、色々な登場人物が出てきます。「不老」という特殊な次元のお話なので人間関係も独特です。考えさせられましたね。岡田くんが翔さんにやってほしい役職は「遊佐章仁」だったかな。内務省生存制限法特別準備室室長っていう噛みそうな役職。

 

読んでて思ったのが、人間はよくできてるなということです。「死」が見えないと人間ってこうなるのかな、そうだよなって。産まれた瞬間に老いていき「死」に向かっていってるからこそ、生きることができる。この当たり前なことが当たり前じゃなくなるとヒトはおかしくなってしまう。そして最終的にはやはりこの当たり前なことが最善であり、それ以外はダメになってしまうということ。うまくできてる。

 

岡田くんがやってほしいと言っていた役、翔さんに合うかどうかは正直分かりません。上巻を読み終わった時には違うかなって思いましたが、下巻を読んだあとは翔さんもいいかもって思ってました。ただ、この役は豊川悦治っていうのはありました。絶対豊悦!!!みたいな。映画化してほしいですね、この本。

 

 

読み終わって一息。次は赤めだか読みますね。読書の春!!!本って楽しい。