信じゆく 光る 5つの輪の向こう

嵐さんが踏み出す次の1歩についていきたくて。

「赤めだか」を読んで

赤めだか

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読みました。そう、お決まりの読書感想文書きます。忘れちゃわないうちに。この本は、割と一気に読みました。前半は区切り区切りで読んでたけど。

 

 正直、わたくし、落語関しては全くと言っていいほど、何も知りませんでした。読んだからと言って今も分かったとは言えないし、立川談春(たてかわだんしゅん)という人のことが分かったわけでもありません。何一つとして分かったことはないのですが、最後は読んでてホロリとなったわけで。お恥ずかしながら、お名前も存じ上げておりませんでしたので、「たてかわ」と読むことさえも最後のページを読んで知りました。ずっと「たてかわ」かなー「たちかわ」かなーといった感じでした。ごめんなさい。

 

 さて、内容ですが談春さんが書かれているので談春さんのお話です。始めの方にある師匠の談志さんと他のお弟子さんとのエピソード、笑ってしまいました。お風呂の中で深夜に読んだものですから、近所の人は不気味だったことでしょう、「隣の人夜中に笑ってる、怖っ」て。もう色んなエピソードがあってずっと笑ってました。談秋さんのしでかすことがおかしくておかしくて、爆笑でした。談秋さん本人は笑いごとでなく大真面目で、多分すごくいい人だったと思うの。このお話は、談春さんが前座の駆け出しの駆け出しだったころのお話。

 そして時を経て二ツ目になるかならんか、の時。試験の時、談春さんは大寝坊、そして50席の根多を書いた紙を忘れてしまう、あー大ピンチ!しかも49席目までしか出てこない、あーーー困った。そして最後に書いた寿限無。この寿限無がまた面白くって笑った笑った、今度はベッドの上で。

 大切な、胸に響くようなこともたくさん書いてあったんです。談志さんの言葉だけでなく、他の方の言葉も。でもね、不思議なもので笑ったところの方が沢山出てくるんです。私の読み方が浅いのかもしれないけれど。ただ後半にはたくさんの素敵な教えが書かれてました。それは本を手にとって見てみてください。私は図書館で本を借りたので線を引くことも折り曲げることもできませんが、心に留まる言葉がいくつもあったことは覚えています。

 なんだか取り留めのない感想文だし、後で見てなんだこれって思う感想文だけど読み終わった私はこんな感じです。ただ、この役を二宮和也はどう演じるんだろう、とワクワクしていることは確かです。談春さんが二宮くんをすごく褒めてくださってたというのを聞いているので、楽しみです。本を読んだ感想として談春さんがとても魅力的な人なので、そんな人の役をどう演じるんだろうと。談志さんはたけしさんだったよね、ぴったりだなぁと思いました。談志さんをよく知らないので何とも言えませんが、本を読んだイメージとたけしさんは一致しました。

 

 

嵐を通じて、いろんな本を読むことができます。赤めだかは二宮くんが演じるって決まらなければ、きっと手にとってない本です。でも、こうやって読ませていただくと読んでよかったって思うのです。なんだろう、なんといっていいかわからないけど。この気持ちを日本語にするだけの語彙力を持ち合わせてない自分が悔しいです。

 

 この本にはたくさんの登場人物が出てきます。そしてその人たちには色々なつながりがあります。破門した者、された者、辞めていった者、出世した者。その人たちの心の中には色々な思いがあって、破門した者の心の中にだって破門された者を思う気持ちがありそれがまたなんだかあったかいのです。お互いに思い合っているのです。落語家さんの世界はよく分かりませんが、様々な人が混じりあっている場所なのかなと。そんな人たちが一人の師匠につき、二ツ目、真打とステップアップしていく、どんな試練にも耐えながら。うーん、こういう話ではないのだと思うんだけど、そこも見どころなのかな、ちがうかな。談春さん目線で描かれるこの本はとてもいきいきしてるんです、続きが読みたくなる、そして声に出して笑っちゃうくらい楽しい本だっていうのが正直な感想。

 

あーーーー長なった。読んですぐはまとまらないけど、すぐ書かなきゃ忘れちゃいそうで。読書感想文というか、読んだ後の感情メモですね。

ドラマ始まる前にもう一回読み直さなきゃね。二宮くん、楽しみにしています。素敵な本を読ませてくれてありがとう!!!